焙煎は空気の流れが重要です。
空気は入り口から釜をとおりサイクロンを抜けて煙突に向かいます。
汚れは徐々にこびりつきから埃(主にチャフ)に変わっていきます。
特に、釜やダンパーの付近は熱で焼けつき、ヘラでコソゲとらないといけないくらいにこびりつきます。
この汚れを放っておくと焙煎にも大きな影響を与えます。
熱が均一に伝わらず焼けムラになったり、空気の妨げになり燻したようないやな臭いがついてしまい、本来の豆の香味を台無しにします。
ベアリングに汚れがたまると、変な音がし出します。
グリスの塗り過ぎに気をつけ奥に埋まったグリスをかき出し、常にスムーズに回転させることで違和感がなくなり、部品の寿命自体も長くなります。
釜の熱はダンパーを通りサイクロンへと流れます。
ダンパーに汚れがたまると、排気がスムーズにいかなくなり、釜の温度および排気温度も上がってしまいます。
また、空気を流すためのモーターに汚れが付いたままにしておくと、モーターに負担をかけますし、排気が上手くいかなくなることもあります。
モーターやサイクロンは、こびりつきはほぼなくなりチャフや埃が積もったじょうたいになっています。雑巾や刷毛を使い払い落とす程度でとれますが、かなりの量の汚れはあります。
もちろん煙突内部の埃もブラシを使い落しておく必要があります。
熱源であるバーナーも忘れられません。
バーナーの目に詰まった埃を払い出し、ガスなどの出口も点検します。
バーナーに目詰まりが起こると、通常(ガスの場合)青白い炎が赤くなってきます。不完全燃焼に繋がる事があります。
各部品 ベアリングやモーター、ベルトなどは定期的に交換が必要です。
定期的なメンテナンスをすることで、部品の持ちもよくなり不完全燃焼や発火による危険を避ける事ができます。
それよりなにより、豆を活かし、特徴をきちんと再現出来ます。